マジシャンの僕が考える練習論
皆さんこんにちは。最近またマジックの資料集めに凝っているひばりくんです。
皆さんは普段何かを練習したり勉強したりすることはあるでしょうか。
何かを習得しようとする人にとって練習は必要不可欠ですが、がむしゃらにいろんな練習をしたりただ長時間練習すれば成果が出るというものでもありません。
練習するにしてもどうやって練習するべきか、という方法論や精神論も重要です。
方法論など具体的なやり方になると書けば書くほど細かくなるので、今回は僕が思う練習への精神論や心構えをご紹介します。
練習は量より質?
マジシャンである僕も、一つの技法や一つのマジックを練習するために長時間練習します。
やっぱりマジックも他のパフォーマンスや仕事と同じで、ただやっていれば上手くなるというものではありません。
これはよく言われることですが、練習は正しい方向性と正しい方法によって成果が出ます。これだけ見れば練習は量より質、ということになりますね。
しかし1万時間の法則という考え方もあるように、良質な練習法と同じくらい練習量も大切なのは確かなようです。
1万時間の法則について深く知りたい方はマルコム・グラッドウェル氏の著書『天才! 成功する人々の法則』(講談社、2009年)をご覧ください。
さて、どうやら練習は量より質でもなく質より量でもなく、質も量も重要だということがわかりました。
練習と思うな!練習はしろ!
ここで割と自分の中で真理だと思うことを語りたいと思います。
見出しの言ってることが訳わからないかもしれませんが思ってるよりはまともな思考法だと思います。
僕の時論は「練習を練習だと思わなくなるまで取り組まなくてはならない。しかし練習は練習だと意識して取り組まなければならない」。
自分で書いてて余計わかりにくくなった気がするのでちゃんと解説します。
まず
練習を練習だと思わなくなるまで取り組まなくてはならない。
ですが、これは量を表してます。
練習するときに「さあ練習するぞー!」という気持ちでやっているようではまだまだ練習の密度が足らず、しっかりと自分自身の習慣の中に落とし込めていない状態だと僕は思います。
もし習慣として落とし込めていたら練習が生活の一部になり、わざわざ頭で「練習する」と考えなくても自然とこなすようになっているでしょう。
したがって練習を「練習するぞ」と考えなくなるまでやろう。ということですね。
次に
練習は練習だと意識して取り組まなければならない。
これはさっきとは逆で質を表しています。
量をこなすのは大事ですが、量をこなすだけで成果が出るわけではありませんよね。しかし量をこなしていくと多くの人は一つ一つの質を重視しなくなります。
実力を上げるために量をこなしているはずが、いつのまにか量をこなすことが目的となって練習の意味がなくなっていきます。手段と目的が逆のような状態ですね。
量をこなしてそれを練習と思わなくなるまで取り組むのも大事ですが、一回一回の練習にしっかり取り組むのも同じくらい大事だということです。
つまりこれらの言葉は質あってこその量。量あってこその質。ということを伝えたいのです。
おわりに
今回は僕なりの練習や勉強に対する心構えを書いてみました。努力の方法や心構えは人によって全然違うと思いますが、僕の持論も誰かの役に立てば嬉しいです。
いろんな人がいろんなことを習得しようと日々努力しています。僕も最近新しいことを始めました。企画なんかもその一部ですね。
こんな調子ですが頑張っていきましょう。ではではまた。